~前書き~
 基本的に一度作ったコースマップ(公開してから時間が経ったもの)には手を入れない方針です(理由を知りたい方はコチラを参考に)。作りたい(そして走りたい)コースマップの案は次々と思い浮かぶので公開するコースマップは増える一方。なので過去のデータに手を加えていると体ひとつでは時間と労力が全然足りません。その上、古ければ古いほど手を入れる箇所が多いため、過去の作品にさかのぼるにつれて作業量も比例……

 しかし、今回は特例として手を入れる必要があったため過去全てのデータに手を入れました(2023 8月30日にデータ更新)。そのついでとして一部機能の追加や不自然な箇所などを修正。

 各コースマップ毎の変更具合には差異があるため、内容は以下各更新内容をご確認ください。また、更新内容に表記揺れがありますが、似たようなヤツは同じ内容です。多分。



◆明高山
明高山 (2)
~主な更新内容~
・駐車場の形状を変更
・道路(コースマップ)全体の高低差を変更
・樹木の植え直し(光の反射と影を改善)
・一部オブジェクトの頂点数削減
・RainFX、GrassFXに対応
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。

~今回の改善について~
妙高山 (6)
 初めから全て作り直した……というのは大げさですが、かなり根本から作り直しました。今回全てのコースマップに修正変更をしなくてはいけなくなったので本来は一部の変更のみとしたかったのですが、このコースは記憶だと一番初めに公開したコースマップであったはず。何だかんだ思い入れもあるので、当時の雰囲気を残しつつもそれなりに手を入れ作り直しました。


~修正を終えて~
妙高山 (1)
 作業終盤、ふとしたきっかけで何故か一部の路面が破綻している事が発覚(作り直している途中で地面がズレてしまい、それに気づかずに進めてしまったということ)。「コマンドSで保存」を手癖にしているため元にも戻せず、そもそも原因も不明。まさかこの部分全て作り直し?! という事態に陥ったりしていました(汗)

 原因は分からず終いなものの、症状は「一部のオブジェ以外全ての標高が1m上がっていた」というもの。0.954832mとかではなく1mだったことから操作ミスが濃厚ですが(それだけじゃ判断できないか)、そんな操作する場面無いし原因は闇の中…… 1mぴったり(目視上は)だったことが却って修復も容易になり大事に至らなかったのですが。バックアップは定期的にとりましょう。



◆林道
林道 (6)
~主な更新内容~
・駐車場の形状を変更・拡張
・電柱・電線を追加
・道路の幅員を若干拡張
・樹木の植え直し(光の反射と影を改善)
・一部オブジェクトの頂点数削減
・オブジェクトの不自然な光の反射を修正
・RainFX、GrassFXに対応
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。

~今回の改善について~
林道 (2)
 これも明高山同様、割と根本から作り直しました。というのも、これらを制作していた頃は制作方法がまだ統一しておらず、半自動で作成できるものもひとつ残らず全て手作業だったりしていたため、ひとつずつ修正していくよりも丸々作り直した方が早いと判断したからです。といってもかなり大変でしたが(笑)

 更新内容とは話が変わりますが、幅員を広げたことにより走るのが遅い自分でもAI車両になんとかついていけるようになりました(笑) 道路は広がっていますがAIは広がっていない古い道路と認識しており、窮屈な走りをするため。



◆花咲台
花咲 (3)
・頂点数の大幅削減
・一部路肩拡張
・地形を自然な形に変更
・背景の建物を追加
・電柱の追加
・オブジェクトを統合して動作軽量化
・町にある中途半端な路地を閉鎖し当たり判定も無効化(周回のための道路は引き続き解放)
・GrassFX、RainFXに対応
・無駄に大きかったテクスチャを軽量化
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。

~今回の改善について~
花咲 (9)
 とにかく作業が進まない(笑) テクスチャを貼り替えてマッピングをしなおして……というのは大して時間がかからなかったものの、オブジェクトの作り直しが想像以上の手間。かなり前に作ったモデルだから仕方ないとはいえ、頂点数が異常に多く動作軽量化のため作り直したり、作り方を知らないかったが故に誤魔化していた部分をしっかり作り直したり。想像以上に直したい場所があり難航してしまった。

 それと、AI車両が円滑に動いてくれない。原因を探るもハッキリとは分からず、その原因追及も割と手間取った。レースモードでは大丈夫でトラックデイモードだと6速固定でシフトダウンしてくれない。それで大渋滞。(他のコースや公式コースでも同じ症状だったので、恐らくトラックデイモードの設定が原因と現在予想中。以下詳細)

 CSPの機能「NEW AI BEHAVIOR」を切ると円滑に動いてくれるようになる。しかし、対向車線に近寄った時に逆走指示が出てしまったり、AI車両が動き出すまでに時間がかかってしまったりする。かといって「NEW AI BEHAVIOR」を有効にすると6速固定で全然前に進んでくれない。未だに使い方が分からない(^-^;



◆教習所TYPE_B
教習所B (12)
~主な更新内容~
・容量の大幅削減  頂点数の削減
・オブジェクトの変更
・オブジェクトを統合して動作軽量化
・ジムカーナ用オブジェの変更(右回りと左回りでパイロン赤青分けなど)
・樹木の植え替え、自然な影に変更
・背景データを簡略化
・Rain FX・Grass FXに対応
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一し軽量化
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。

~今回の改善について~
教習所B (10)
 やっぱりジムカーナのリプレイは格好良い(笑) オブジェクトの変更やRain FX・Grass FXの恩恵もあって、かなり奥行きのある映像が楽しめるようになったと思います。

 コースマップの作り直しにおいて、当時設定したリプレイカメラ等のデータを使いまわせたのは作業時間において非常にありがたい。ただ、背景建物の位置を変えたり変更したので、当時「ベランダから見たようなカメラ」や「屋上から見たようなカメラ」というのはちょっと薄れた。まぁ、リプレイ映像の手前に映っていた手すり等が映らなくなった程度の変化です。

 チョット関係のある違う話を少し。公開しているコースマップのリプレイカメラは非現実な設定をできるだけしないようにしています。例えば人が立てる場所なら車を追う構図やズームしたりそういう動きをさせられるけど、固定カメラを設置しないと撮れないような構図は完全固定構図だったり。あとは凄く高い位置(クレーンなどを使わないと撮れないような構図)はどんなに格好良い映像が映るとしても設置しません
教習所B (2)

 敷地面積は他のコースマップより狭いので比較的楽に作業が終わるかと思いきや、テクスチャの入れ替えや修正・変更・変換だけでかなりの時間。ただ、この際だからと無駄に解像度の高かったテクスチャの軽量化(他のコースマップでも同様)なども実施。データ容量は数値として見え、その変化が大きいので唯一心の救い。それが原動力だったり。



◆県道521
521 (1)
~主な更新内容~
・トンネル内の幅員拡張
・一部区間の路肩拡張
・駐車場や広場の拡張
・轍(わだち)の撤廃
・頂点数の削減
・見た目が不自然な地形を修正
。樹木の植え直しと影の形を自然なものに修正
・GrassFX,RainFXに対応
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。

~今回の改善について~
521 (6)
 無駄に長い!(笑) (当時の)過去作よりも距離を長くして走り応えがあるものにしようと思っていたので仕方ないのですが、先(残り距離)が見えている分進みの遅さが一目瞭然で心が折れそうになる。

 それから、当時このコースマップの基本発想は「木々の生い茂った道」というものを基礎に作りました。当時は全然気にならなかったものの、今の感覚だと影が不自然。それも今回修正したことで、数年越しの目的達成(?)となりました。
521 (4)




◆林道2
林道2 (6)
~主な更新内容~
・テクスチャの置き換え
・樹木の植え直しと影の形を自然なものに修正
・テクスチャを漏れなくDDS(※1)で統一
・四季で色が変わった木々の設定を撤廃(※2)
※1 DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。
※2 2023年8月現在のCSPだと、日時を変更しても木々の色が冬の状態から変わらない仕様のようなので、四季の設定を無効化しました。


~今回の改善について~
林道2 (10)
 この頃から作り方が割と綺麗に整頓できはじめていたので、林道2に関しては修正に時間が比較的かかりませんでした。

 道路上に施した落ち葉とRainFXの相性が心配でしたが、特に違和感なく自然に濡れてくれています。



◆鵜ヶ瀬市
うがせ (8)
~主な更新内容~

・テクスチャの置き換え
・木々の植え替えを行い光の反射と影を自然な物に
・地面のスムーズ化(光の反射を自然なものに)
・「若布の苦悩」を読みやすく色分け(誰得)
・RainFX / GrassFXに対応

※鵜ヶ瀬市は以前更新用のデータを公開していましたが、今回の更新は過去の更新内容も含めて全て修正しています。なので購入済みの方は購入履歴から鵜ヶ瀬市を再度ダウンロードして上書き、未購入で購入を考えて頂いている方は「鵜ヶ瀬市」だけをダウンロードすれば更新済みのデータをダウンロードできます。


~修正を終えて~
うがせ (6)
 とにかく植樹の植え替えが辛い……誰だこんな"無駄"に広く作ったやつは。

 道路脇の樹木に関しては全て(全区間)ではないものの、ある程度「理想の景観」を考え配置している。だから考えなしにポンポンと置くわけにもいかず、木の種類や大きさなどある程度は吟味。そのかわり道路から直接見えない背景の木々はザっと植樹。

 それで仮に樹木1本植樹するのに5秒かかったとして、合計約1万2千本植えたので6万秒。時間に換算すると……16時間?! そりゃ気がおかしくなるわ(笑)

 他のコースマップの植樹も当然大変だし植樹以外でも時間のかかる作業は多いけど、植樹はとにかく辛かった。ご褒美にアイス買って来ようっと。
DSCF7232 のコピー

 今回再度書き出ししなおすことになりましたが、試験段階ではやはり動作が重いので公開当時と同じく今回もLOD(※)を有効活用。しかし不思議なことに、「フリーカメラで車外だと見えているのに同じくフリーカメラで車内(ガラス越し)だと消える」という症状。仕様なんだろうけど、LODの指標って距離じゃないの? よく分からない。
※設定したオブジェクトが自分と距離が離れると消えて軽くなる機能



◆霜流川
~主な更新内容~
・テクスチャの一部入れ替え
・RainFX / GrassFXに対応



◆丹波周遊道路
~主な更新内容~
・オブジェクトの動作軽量化(LOD等)
・一部テクスチャの変更
・オブジェクトの追加
・オブジェクトのスムーズ処理
・鍬屋向かいの浮いた木一本を修正

~今回の改善について~
 新しめの公開コースマップとだけあって修正箇所は少なめ。LOD機能を有効化し遠くのモノを消す事によって動作を軽量化。FPS数値10の上昇を確認。(個人的環境によるもの)

 そして今回の更新予定内容にはなかったものの、更新作業中にたまたま「見つけてしまった」木々の浮きをついでに修正。



◆大川峠
おおかわ (1)
・オブジェクトの命名間違いを修正(路面判定⇔壁判定)
・光の反射が不自然だったオブジェクトを修正
・樹木の植え直しで光の反射と影の不自然さを修正
・RainFXに対応
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。



◆摩天楼
摩天 (6)
・一部当たり判定の修正「壁⇔路面」
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。

摩天 (7)



◆教習所A
所A (6)
~主な更新内容~
・木々の植え直しと不自然な影の修正
・法線の修正(不自然だった道路等の反射を修正)
・頂点数の削減
・一部不適切だった当たり判定を修正(例:縁石の当たり判定「壁判定→路面判定」)
・Rain FXに対応
・テクスチャ(3Dモデルに貼り付ける画像)を一部変更
・テクスチャを漏れなく全てDDS(※)で統一
※DDSとは……画像圧縮形式。圧縮したままでもDirectXが処理できる。他の形式と比較してメモリの使用量を削減できるため、主にゲームなどで使用される。
所A (12)
 木々は植え直して大きさや反射を再調整。そして路面は雨で反射するように。そのたったふたつだけの要素のはずなのに、ガラッと雰囲気が良くなりました。まぁシェーダーの力を借りてるだけなんですけども。



◆山間部コース
~主な更新内容~
・RainFXに対応

~今回の改善について~
 比較的新しいコースということだけあって更新内容は殆ど無し。でも書き出し読み込みでエラーを吐かせたり、既存のデータに合わせる作業は他のコースマップ同様面倒…… コースマップデータは一新していますが、カメラデータなどはそのまま。






~更新内容一覧ここまで~